QUICPay(クイックペイ)におすすめのクレジットカードと使い方
QUICPay(クイックペイ)は電子決済の一つです。ロゴはコンビニなどでもよく見かけますし、「クイックペイ!」という決済音も既にお馴染みですよね。
今回はQUICPayをまだ使ったことのない方向けに、この電子決済の基礎知識と使い方を詳しく解説したいと思います。
QUICPayに紐付けるクレジットカードもご紹介しますので、ぜひあなたのキャッシュレス生活にお役立てください。
この記事で紹介するクレジットカードは次の4枚です。
- JCB CARD W
- JCB カード W plus L
- ANA JCB一般カード
- セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード
それでは詳しくご紹介します。
Contents
QUICPay(クイックペイ)とは!?キャッシュレスの基本
QUICPay(クイックペイ)という名称を聞いて、新しいコード決済かと勘違いした方もいるかもしれません。しかしQUICPayは、PayPayやLINE Payが登場するずっと以前から、長年に渡って親しまれています。このQUICPayとは、一体どんな決済方法なのでしょうか?
2005年から使われているキャッシュレス決済
QUICPayは電子マネーの一種です。基本はカードタイプですが、スマートフォンでも使えますし、どちらの場合もレジのリーダーに軽くタッチするだけで、簡単に代金を支払うことができます。
バーコード決済のように、スマートフォンでコードを読み取る必要もなく、初めての方でもスムーズに清算ができるのです。
QUICPayの利用が始まったのは2005年ですから、その利用実績は長く、信頼度も抜群です。
サインや暗証番号は不要!
クレジットカードとは違って、サインや暗証番号を入力する必要がないのもQUICPayの特徴です。
それに氏名やID番号などの個人情報は、カードの裏面に記載されていますから、精算時に店員や周囲の人に盗み見られる心配もありません。
他人の手やお金に一切触れることなく清算できるという点において、QUICPayは時代にマッチした安全な決済方法だと言えるでしょう。
QUICPayの提携店は多数
QUICPayは実績が長いだけに普及率も高く、提携店の数が多いのが特徴です。対応店舗やサービスは133万ヵ所以上もあって、日本全国どこへ行ってもQUICPayが使えます。
以下はQUICPay対応店の一例です。コンビニやファストフード、タクシーやガソリンスタンドなど、QUICPayは様々な場所で利用できるんですね。
- ローソン
- ファミリーマート
- セブン-イレブン
- ENEOS
- 昭和シェル石油
- イオン
- イトーヨーカドー
- マツモトキヨシ
- マクドナルド
- ケンタッキーフライドチキン
- チェッカーキャブ
- ビックカメラ
- TSUTAYA
提携店はQUICPay(クイックペイ)もしくはQUICPay+(クイックペイプラス)のロゴが目印です。どちらのロゴマークのお店でも、同様にQUICPayで支払うことができます。
リーダーにタッチして精算完了!
QUICPay(クイックペイ)の使い方はとても簡単です。レジのスタッフにQUICPayで支払うことを伝えた上で、リーダーの読み取り部分にカードを載せるか、もしくはスマートフォンをかざせばOKです。
「クイックペイ!」という決済音が鳴れば清算は無事完了、後はレシートを受け取るだけです。なおレシートは電子決済の重要な記録ですから、一定期間は必ず保管する習慣を身につけてください。
QUICPayってどうすれば始めれるの?必要なものと申込み方法
ではこの便利なQUICPayは、どうすれば使い始めることができるのでしょうか?次にQUICPayの様々なタイプと、申し込み方を見ていくことにしましょう。
QUICPayにはコイン型やキーホルダー型もある
QUICPay(クイックペイ)はカードタイプだけでなく、以下のようにいろんなバリエーションがあります。
- カード型
- コイン型
- キーホルダー型
- クレジットカード搭載型
- nanacoカード搭載型
- モバイル型(Apple Pay、Google Pay)
QUICPayはカード型が一般的ですが、コイン型もスポーツ中の携帯に便利で人気の高いアイテムです。キーホルダー型も荷物の多い旅行時に重宝しますが、こちらは有料で発行手数料(税込330円)がかかります。
カード搭載型のQUICPayもある
カード搭載型のQUICPayは、特定のクレジットカードにあらかじめセットされています。QUICPay機能に気づいていないことも考えられますので、念のためお手持ちのクレジットカードの裏面をご確認ください。
またJCBカードをお持ちの方は、電子マネーnanaocoカードにQUICPay機能をセットすることができます。この場合はnanaocoカードを入手の上、インターネットで「QUICPay(nanaco)」を申し込んでください。手続きが完了すれば、nanaocoカードでQUICPayも使えるようになります。
JCBカードでQUICPayを追加発行できる
会員専用WEBサービス「MyJCB」で申し込めば、1〜3週間後にはQUICPayが届きます。カード型とコイン型は、年会費・発行手数料いずれも無料です。
キーホルダー型のQUICPayには発行手数料として330円(税込)が必要で、「ANA JCBカード」もしくは「JCBカード/プラスANAマイレージクラブ」でのみ発行が可能です。
QUICPayのタイプ | 費用 |
---|---|
カード | 無料 |
コイン | 無料 |
キーホルダー | 発行手数料330円(税込) |
クレジットカード一体型 | クレジットカードの年会費 |
nanacoカード一体型 | nanacoカード発行手数料300円(税込) ※QUICPayの追加は無料 |
スマホと決済カードで即スタートできる!
カード型・コイン型・キーホルダー型のQUICPayは、申し込んでから手元に届くまでに少々時間がかかりますので、お急ぎの方にはモバイルタイプのQUICPayがおすすめです。
以下の決済カードとスマートフォンさえあれば、その場ですぐQUICPayが使えるようになりますし、費用も発生しません。
・JCBカード
・クレディセゾン
・オリコカード
・セブンカード
・楽天カード
■デビットカード
・JCB
・auじぶん銀行
・みずほ銀行
■プリペイドカード
・アプラス
・Kyash
・KDDI
・ミクシィ
使い方はカードタイプ同様に、レジのスタッフに「QUICPayで支払います」と伝えた上で、読み取り部分にスマートフォンをかざしてください。
QUICPayはチャージが不要!
チャージしなくてもすぐに使い始めることができるのが、QUICPayのいいところです。
これはQUICPayが、nanacoやSuicaといったプリペイド方式とは違って、チャージ不要なポストペイ方式の決済方法だからです。QUICPayなら、残高不足で買物ができないといった心配はありません。
利用上限は原則1回2万円
ところでQUICPayの提携店の中には、「QUICPay+(クイックペイプラス)」というロゴが掲示されているお店があります。
このロゴが掲示されているお店では、モバイルタイプのQUICPay(Apple PayもしくはGoogle Pay)で、1度に2万円を超える買物が可能です。
【QUICPay+(クイックペイプラス)店舗での利用上限】
・プリペイド/デビットカード登録したモバイルQUICPay:【利用上限なし】
・クレジットカードを登録したモバイルQUICPay:【1回あたり2万円】
・カードタイプのQUICPay:【1回あたり2万円】
ただし利用額が無制限になるのは、プリペイドカードやデビットカードを登録したモバイルタイプのQUICPayに限られます。
これ以外のQUICPayについては、QUICPay提携店でもQUICPay+提携店でも同様に、1回あたり2万円の利用制限がかかりますのでご注意ください。
クレジットカードのポイントも貯まる!
1回あたり2万円という利用上限はあっても、やっぱりQUICPayにはクレジットカードがおすすめです。
駅売店などクレジット決済がしにくい場所でも、クレジットカードをセットしたQUICPayなら、利用額に応じて効率的にポイントを貯めることができますし、特典も使えてお得だからです。
QUICPayにおすすめのクレジットカード!目的別に4枚をご紹介
これからQUICPayを使いたい方のために、クレジットカードを4枚厳選しました。これらのカードなら、お好きなタイミングでQUICPayを追加発行できます。
またApple PayもしくはGoogle Payに読み込めば、すぐにQUICPayで決済できるようになります。ぜひこの中から、あなたの目的に合う1枚を見つけてください。
39歳以下に最適!高還元のJCB CARD W
「JCB CARD W」は39歳以下の方にぜひおすすめしたいクレジットカードです。このカードには申込時に39歳以下という年齢制限がありますが、一度入会すれば40歳を超えても継続利用が可能です。
JCBのプロパーカードなのに年会費は完全無料で、しかも基本の還元率が1%と高く、セブン-イレブン・アマゾンでは2%還元、スターバックスカードのオンラインチャージは5.5%還元など、JCB優待店では特に高還元です。
もちろんQUICPayカード(コイン)の追加発行、Apple PayもしくはGoogle Payへの登録も可能ですし、それぞれの利用でポイントが貯まります。
JCBは海外優待が充実していて、以下の特典が使えることもJCB CARD Wの大きな魅力です。
- たびらば(旅LOVER):JCB会員向け海外優待情報サイト
- ワイキキトロリーバス:カードを提示すると無料で乗車できる
- JCBプラザ ラウンジ:海外旅行先で無料で使える
- 海外旅行傷害保険:最高2,000万円(利用付帯)
- ショッピングガード保険:最高100万円(海外)
QUICPayカード(コイン)は国内のみ対応ですが、Apple PayもしくはGoogle Payは一部の国や利用に制限はあるものの、基本的に海外でも利用可能です。
他人の手を介さない安全なキャッシュレス決済として、海外旅行でもぜひJCB CARD Wをご活用ください。
女性にピッタリ!JCB カード W plus L
女性の方には、JCB CARD Wの色違いバージョン「JCB カード W plus L」がおすすめです。カードデザインだけでなく、こちらのカードには以下の女性向け特典が付帯します。
- LINDAリーグ(美容・ファッションなどの優待情報)
- 女性疾病保険(月掛290円〜から加入可能)
お手頃価格の女性疾病保険は、お好きなタイミングでいつでも気軽に加入できますので、若い女性にはおすすめですよ。
キーホルダー型が便利!ANA JCB一般カード
「ANA JCB一般カード」は、キーホルダー型のQUICPayの発行に対応するクレジットカードです。
このカードでショッピングするとOki Dokiポイントが貯まりますが、以下のレートでマイルへと移行できますから、ANAマイルを貯めている方にもおすすめです。
- Oki Dokiポイント 1ポイント → 5マイル(無料)
- Oki Dokiポイント 1ポイント → 10マイル(税込5,500円/年間)
垂直尾翼型のキーホルダー「ANA QUICPay+nanaco」は、以下のサービスがササっと使えて便利ですよ。ANA JCB一般カードに入会したら、ぜひANA QUICPay+nanacoを追加発行してください。
- ANAスキップサービス(直接保安検査場に進める)
- QUICPay決済
- nanaco決済(※要チャージ)
キーホルダーではnanacoも使えますが、チャージ不要のQUICPayが便利です。特にセブン-イレブンでQUICPayを使うと、ボーナスポイントまでついてお得です!
ANA QUICPay+nanacoは発行手数料が有料(税込330円)ですが、カードタイプのQUICPayなら無料で発行できます。なおANA JCB一般カードの年会費は2,200円(税込)で、初年度は無料です。
またANA JCB一般カードには、以下の保険が付帯します。
- 最高1,000万円の海外旅行傷害保険
- 最高1,000万円の国内航空傷害保険
- 最高100万円の海外ショッピングガード保険
最大5%還元!セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード
次にご紹介するのは「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード」です。このカードをQUICPayにセットすると、なんと3%という高還元でお買物ができます。
年会費は1,100円(税込)ですが、初年度無料で年に1度カードを使えば翌年度も無料ですから、このカードの実質的なコストは0円です。これでQUICPayの還元率が3%ですから超お得ですよね。
しかも25歳未満の方なら、コンビニ3社(セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート)でのQUICPay決済が5%還元になります!
- 25歳以上 → QUICPay決済で3%還元
- 25歳未満 → コンビニ3社でのQUICPay決済で5%還元
25歳未満の方なら、セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードは絶対に外せませんね。
入会も簡単で、審査を通過すると、最短5分でDigitalカードが発行されます。これをApple PayもしくはGoogle Payにセットすれば、直後からQUICPayでの決済が可能です。
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードは2タイプから選べます。通常タイプを選ぶとデジタルカードは発行されませんので、お急ぎの方はぜひセゾンパールAmex Digitalを申し込んでください。
発行カード | セゾンパールAmex Digital | セゾンパールAmex |
---|---|---|
デジタル | 最短5分で発行 | – |
プラスティック | ナンバーレスタイプ | 通常タイプ |
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードの会員になると、日常から旅行までを幅広くカバーできる、以下の優待サービスも使えます。
- 空港宅配:往路スーツケース1個につき100円OFF
- 空港宅配:復路スーツケース1個につき300円OFF
- 空港コートお預かり:優待価格
- ハーツレンタカー:5〜20%OFF
- オントレ entrée:ホテル優待
- アメリカン・エキスプレス・コネクト:ホテルなどの優待サービス
- 西友、リヴィン、サニー:「セゾンカード感謝デー」は5%OFF
- トク買:カラオケなど優待サービス(翌月以降の月会費は税込330円)
QUICPayにはおすすめクレジットカードを紐付けるとお得です!
お馴染みの電子マネーQUICPayは、コンビニやガソリンスタンドなど、生活の中に幅広く普及している決済方法です。
誰が使っても同じように便利ですが、紐付ける決済カードによって、お得度が違ってくることが解っていただけたと思います。
これからQUICPayを使うなら、ぜひ今回ご紹介したおすすめのクレジットカードから選びましょう。QUICPayはコイン型やキーホルダー型など形状も様々ですから、ぜひあなたに合うタイプを選んでください。